教材研究のやり方(算数編)
限られた時間内で、できるだけ、深く、子供たちが夢中になれる授業を作ることが教材研究では大切だと思っています。もちろん時間をかければかけるほど、より質が高いものになると思いますが、現実には毎日無理です。そのため、日常でどうやっていたかです。
算数は基本的に教科書に載っている通りに、授業が進行していきます。単元最後の様子がわからないままだと、授業が細切れに進んでいました。特に若いころ。
そのため、教材研究するときは、
- 教科書単元を一読する。
- 何時間で行うか
- 各時間の目標とまとめは何か
- 各時間の主問題と計算問題はなにか
- テストのどのような問題を扱っているか
- ドリルはその時間でどうあつかうか
- 単元を通してどのような教材をつかうか
上記がインプットの教材研究です。これは、時間があるときにまとめておきます。ノートに書いたり、プリントアウトしたものを貼っていたときもありましたが、現在はPDFや写真をiPadアプリのgoodnoteに取り込んでいます。
時間があるときは、さらに読み込んだり、書き込んだりしますが、まずは取り込むだけです。やった感が出ます。
では、一単位時間がごとはどうするかというと、黒板の形をしたテンプレートに、実際に授業で書くように書くのですが、コピペできるものはどんどんコピペします。
課題やめあて、まとめ、単元目標などはほとんどコピペでいけます。インプットする時間にどこに何があるか大体把握しているので、コピペにはそんなに時間がかかりません。
そうすると大体の黒板のレイアウトが決まります。どこに何があるかくらいのレイアウトでいいのです。
そこまでできたら、どこで子供たちを揺さぶるかを考えます。子供たちに話し合ってほしいこと、考えてほしいことなど。本時で大切にしたい活動を軸に考えます。
ここまでやっておくと、あまり授業中困ることはありませんでした。でも、それは経験年数が増えたからだと思います。
また、教材は結構学年研の時間に一緒に作ったり、教科を分担して学年でやっています。私は学年2クラスの学校しか経験していません。互いに得意とする教科で教材を作ると、クラス間で教材で共通の話題も増えるし、先生同士が仲がいいと感じてくれるので、いつもそうしてました。
間ごとどうするか