小学校教諭のお仕事

おじさん小学校の先生の日々の仕事について書いてます

教材研究のやり方(算数編)

 限られた時間内で、できるだけ、深く、子供たちが夢中になれる授業を作ることが教材研究では大切だと思っています。もちろん時間をかければかけるほど、より質が高いものになると思いますが、現実には毎日無理です。そのため、日常でどうやっていたかです。

 

 算数は基本的に教科書に載っている通りに、授業が進行していきます。単元最後の様子がわからないままだと、授業が細切れに進んでいました。特に若いころ。

 

 そのため、教材研究するときは、

  1. 教科書単元を一読する。
  2. 何時間で行うか
  3. 各時間の目標とまとめは何か
  4. 各時間の主問題と計算問題はなにか
  5. テストのどのような問題を扱っているか
  6. ドリルはその時間でどうあつかうか
  7. 単元を通してどのような教材をつかうか

 上記がインプットの教材研究です。これは、時間があるときにまとめておきます。ノートに書いたり、プリントアウトしたものを貼っていたときもありましたが、現在はPDFや写真をiPadアプリのgoodnoteに取り込んでいます。

 時間があるときは、さらに読み込んだり、書き込んだりしますが、まずは取り込むだけです。やった感が出ます。

 

 では、一単位時間がごとはどうするかというと、黒板の形をしたテンプレートに、実際に授業で書くように書くのですが、コピペできるものはどんどんコピペします。

 

 課題やめあて、まとめ、単元目標などはほとんどコピペでいけます。インプットする時間にどこに何があるか大体把握しているので、コピペにはそんなに時間がかかりません。

 そうすると大体の黒板のレイアウトが決まります。どこに何があるかくらいのレイアウトでいいのです。

 

 そこまでできたら、どこで子供たちを揺さぶるかを考えます。子供たちに話し合ってほしいこと、考えてほしいことなど。本時で大切にしたい活動を軸に考えます。

 

 ここまでやっておくと、あまり授業中困ることはありませんでした。でも、それは経験年数が増えたからだと思います。

 

 また、教材は結構学年研の時間に一緒に作ったり、教科を分担して学年でやっています。私は学年2クラスの学校しか経験していません。互いに得意とする教科で教材を作ると、クラス間で教材で共通の話題も増えるし、先生同士が仲がいいと感じてくれるので、いつもそうしてました。

間ごとどうするか

教材研究のやり方

 教材研究は毎日できればやっています。もちろん、ほかの業務があったり、時間外の対応やプライベートの用事などがあればやりません。

 

 ではどのように昨年度はやっていたかを、書いていきたいと思います。

 

 昨年度は4年生の担任をしていました。専科の先生が授業を行ってくれるものは

  1. 音楽
  2. 図工
  3. 外国語活動

の3つでした。私が授業を行っていたものは、

  1. 国語(ほぼ毎日)
  2. 算数(ほぼ毎日)
  3. 理科(週に2,3回)
  4. 社会(週に2,3回)
  5. 道徳(週に1回)
  6. 体育(週に2,3回)
  7. 総合(週に2,3回)
  8. クラブ活動
  9. 委員会活動

ということになります。クラブ活動と委員会活動は大体月に1回ずつなので毎週教材研究などは必要ありません。

 

ほぼ毎日授業がある国語と算数は、単元をまとめて、週末など45分以上まとめて時間が取れるときにやり、毎日、少しずつマイナーチェンジしていきます。

 

 では、次から各教科での教材研究の方法を記していきます。

スケジュール管理について

 スケジュール管理は担任をしていたころと、現在では少しちがっています。

 基本は一元管理なのですが、学校は朝、1、2、中休み、3、4、給食、昼休み、掃除、5、6時間目という区切りで動いているので、専門のスケジュール帳以外はそのような時間の割り振りをしているスケジュール帳はないので、基本的には自作のリフィルを作って管理していました。

 しかし、iPad proを買ってっからは、goodnote5を使って管理しています。

 

GoodNotes 5

GoodNotes 5

  • Time Base Technology Limited
  • 仕事効率化
  • ¥980

apps.apple.com

 

 使い方などは検索すればいくらでも出てくるとても素敵なアプリです。このアプリを使うためにiPad proを買ったといってもいいです。このアプリに、

 

happylilac.net

を読み込んで、使用しています。

 

 固定した授業を持っていないため、急遽授業を行ったり、様々な面談や会議などがはいったりするため一週間を俯瞰して見れるこのレイアウトはすごく助かります。

 

 また、出張や学校行事、放課後の会議などは月間予定表を教務主任がExcelで作ってくれているので、それをgoogleカレンダーに読み込んで、スケジュールアプリで表示しています。

 

 

さいすけ2

さいすけ2

  • Mobile Saysoft,Inc.
  • 仕事効率化
  • 無料

apps.apple.com

 この二つアプリでスケジュールは管理しています。

goodnoteで授業時間を、さいすけで会議や出張などと分けています。

 

 できれば、一つのアプリで管理できれば素晴らしいのですが、うまく活用できていないので、2020年度中はこれでいこうと思っています。

 

 

通勤

 私が正規で採用されて、現在4校目の学校になります。

  1. 1校目:家から電車で30分→自転車で10分
  2. 2校目:家からバイクで7分
  3. 3校目:バス(20分)→電車(5分)→電車(15分)→バス(15分)待ち時間を合わせて1時間ちょい
  4. 自転車で20分

 

 通勤時間の長さは個人ではどうしようもありません。もちろん引っ越しをすればいいですが、持ち家などがあるとどうしようもありません。現在の勤務校は自家用車などの通勤はダメなため自転車で通勤しています。これが、とても心地よいです。

 

 往復で6km程度。毎日これくらいの運動をしているためか、現任校に赴任してから全く病気などにかかっていません。年老いたのに。

職員室での話しから

  私は現在、担任を持たずある役職をしています。そのため今年職場に新たに入ってきた先生たちは私がどういう学級経営をしていたのか知りたいようです。

 

 隣にすわっている大学出たての新任の先生はやる気にあふれ、とても人当たりの良い方です。一番好感が持てる点が、すぐに聞いてくれるところです。私は教師なので、教えたがりですが、聞かれないとなかなか教えにくいことがあります。

 

 その先生から最近あった質問が、どうやって教材研究やスケジュール管理をしていますかというものでした。そこで話したものをこれから記事にしていこうと思います。